長崎県新人演奏会は、本県ゆかりの優れた若手音楽家の育成と、県内の音楽文化振興を目的として、1973(昭和48)年に始まりました。
当初は、声楽・ピアノ・管楽器・弦楽器・ギターの4部門で開催してきましたが、2011(平成23)年の第39回開催以降は、打楽器部門を加えた計5部門に募集部門を拡大。これまでに、2,101人のオーディション受験者をお迎えし、そのうち優秀賞を獲得した507人の新進演奏家の皆様がステージで素晴らしいパフォーマンスを披露してきました。50年の長きにわたる開催と出演者の皆様のご活躍により、本事業は長崎県における新進演奏家の登竜門として、広く認知いただいております。
毎年の演奏会終演後も、出演者の方々には、古くは県民文化祭や記念演奏会での九州交響楽団との共演、ながさき音楽祭での室内楽コンサート、近年は長崎OMURA室内合奏団との協演やアウトリーチコンサート等、県内での様々なご出演機会をご提案しております。
長崎で活躍する音楽家の皆様のキャリアの一助として、本事業をどうぞご活用ください。
1973(昭和48)年 | 第1回長崎県新人発表演奏会をNBCビデオホールで開催。 |
1975(昭和50)年 | 第3回開催より、長崎市民会館文化ホールに会場を変更。 |
1989(平成元)年 | 15周年記念演奏会「長崎の調べ―郷土の演奏家たちはいま―」を開催。 |
1992(平成4)年 | 20周年記念演奏会「九響と長崎の演奏家たち」を開催。 |
1997(平成9)年 | 「第9回長崎県民文化祭 新人発表演奏会 25周年記念コンサート」を開催 |
2002(平成14)年 | 第14回長崎県民文化祭 新人発表演奏会 第30回記念演奏会「九響と若き才能たち」を開催 |
2003(平成15)年 | 第31回開催より、長崎ブリックホール大ホールに会場を変更。 |
2005(平成17)年 |
第33回開催より、審査員を県外から招聘し、さらに審査委員長制度を導入。 オーディション会場を、従前のチトセピアホールからとぎつカナリーホールに変更した。 |
2006(平成18)年 |
第34回開催より、課題曲を新たに設けた。また、演奏会においてグランプリ・準グランプリの各賞を授与。前年度における優秀な演奏家がゲスト出演する仕組みに。 |
2007(平成19)年 | 第35回開催より、「長崎県新人発表演奏会」から「長崎県新人演奏会」に名称変更。応募資格を変更し、過去の演奏会に出演した者の再応募を一回に限り認めることとした。 |
2011(平成23)年 | 第39回開催より、打楽器部門(マリンバ)を新設 |
2012(平成24)年 | ながさき音楽祭・長崎県新人演奏会記念演奏会(第40回記念事業)を開催 |
2015(平成27)年 | 第43回開催より、打楽器部門の受験楽器をマリンバ以外に拡大 |
2016(平成28)年 | 第44回を、初めて佐世保市(アルカスSASEBO中ホール)で開催した。 |
2017(平成29)年 | 第45回を、とぎつカナリーホールで開催。本事業を、長崎地域・佐世保地域で交互に開催することとした。 |
2020(令和元)年 | 新型コロナウイルス感染症の影響により、オーディション・演奏会をともに中止した。 |
2021(令和2)年 | 新型コロナウイルス感染症対策を講じ、第48回事業を実施した(オーディションは無観客とし、演奏会は観客数50%に制限した) |
同年 | 長崎県新人演奏会 第50回記念事業プレイベント「輝ける星たちとNOCE室内楽コンサート」を開催 |
2022(令和4)年 | 長崎県新人演奏会 第50回記念事業プレイベント「輝ける星たちとNOCE室内楽コンサート」を開催 |
2023(令和5)年 | 長崎県新人演奏会 第50回記念演奏会「新人演奏会出演者&オーケストラコンサート」を開催 |
第33回~38回 大山 平一郎 氏(指揮者、ヴィオリスト)
第39回~45回 末廣 誠 氏(指揮者)
第46回~ 佐藤 正浩 氏(指揮者、新国立劇場オペラ研修所長)
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